マチダ タカエ
Machida Takae
町田 貴絵 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 看護師を対象としたワーク・ライフ・バランス調節力尺度の開発 信頼性・妥当性の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本健康医学会雑誌 ISSNコード:13430025 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本健康医学会 |
巻・号・頁 | 28(3),323-334頁 |
著者・共著者 | 松尾 まき, 鈴木 英子, 町田 貴絵, 北島 裕子, 山本 貴子, 田辺 幸子 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2019/10 |
概要 | 目的:看護師がワーク・ライフ・バランス(WLB)を獲得し自分で調節する行動力を評価できるWLB調節力尺度を開発することである。方法:自由記述の調査データと文献検討に基づき34項目からなるWLB調節力尺度原案を作成した。3施設の公的医療機関の看護師380人を対象に原案に基づく質問紙調査を実施し、信頼性、妥当性を検証した。結果:WLB調節力尺度原案の総合得点平均値は男性37.9点、女性38.7点、常勤看護職38.6点、非常勤看護職39.9点で性別、雇用形態別による平均値に差が認められ(P<0.001)、分析の対象をもっとも有効回答者が多い常勤女性看護師222人とした。WLB調節力尺度原案34項目は項目分析により15項目が削除され、19項目に対し探索的因子分析を実施した結果11項目2因子のWLB調節力尺度となった。第1因子は《サポートを求める相談力》、第2因子は《自己コントロール力》と命名した。確証的因子分析によりモデルの適合度はGFI=0.930、AGFI=0.893、RMSEA=0.066(p<0.01)であった。本尺度と「看護職の仕事と生活の調和実現度尺度」で正の相関、「ワーク・ファミリー・コンフリクト(WFC)尺度」で負の相関を認め基準関連妥当性を確認した。尺度全体のクロンバックα信頼係数は0.78、再テスト法による級内相関係数は0.66であった。結論:WLB調節力尺度は一定の信頼性、妥当性が検証された。(著者抄録) |
文献番号 | 2020040436 |