アメミヤ ケイ
Amemiya Kei
雨宮 慶 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 助教 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 抗血栓療法施行患者における抜歯の検討 |
掲載誌名 | 正式名:有病者歯科医療 ISSNコード:09188150/1884667X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本有病者歯科医療学会 |
巻・号・頁 | 27(6),422-428頁 |
著者・共著者 | 雨宮 慶, 桑澤 隆補, 竹尾 一馬, 青木 劍輔 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | 本研究では、2015年1月から2016年12月までに当科にて行った抜歯症例のうち抗血栓療法を受けていた357件について検討を行った。投与されていた抗血栓薬の種類は、ワルファリン、アピキサバン、リバーロキサバン、ヘパリン、ダビガトラン、エドキサバン、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾール、チクロピジンであった。後出血がみられたのは全体で17件(4.8%)であった。このうち、抗凝固薬と抗血小板薬を併用されていたものが5件(1.4%)認められ、後出血の割合が高かった。抗凝固薬単独投与例のうち、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)内服者の後出血例は1件(0.3%)のみであった。いずれの例も圧迫止血および局所止血剤、止血シーネ等の使用により容易に止血された。当科では抗血栓薬服用下での抜歯を行っているが、初診時や抜歯時に自己判断や医師の中止指示のもと、抗血栓薬を休薬した例も14件(3.9%)みられ、紹介元の歯科医院および当科初診時に抗血栓薬服用下での抜歯が安全であることを再度、喚起していく必要があると感じた。(著者抄録) |
文献番号 | 2020089031 |