クロダ ハジメ   Kuroda Hajime
  黒田 一
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 当院における子宮頸部円錐切除術の検討
掲載誌名 正式名:産婦人科の実際
ISSNコード:05584728
掲載区分国内
出版社 金原出版(株)
巻・号・頁 63(1),127-131頁
著者・共著者 森澤 宏行, 高橋 佳容子, 厚木 右介, 島田 和彦, 梅崎 光, 神蔵 慎一, 黒田 一, 大和田 倫孝, 松田 義雄
発行年月 2014/01
概要 最近5年間の子宮頸部円錐切除術123例(中央値34歳)について報告した。術前診断はcervical intraepithelial lesion(CIN)3が106例、上皮内腺癌4例、Ia1期6例、細胞診HSIL以上・組織診所見なし7例であった。術後診断と一致していたのは84%、CIN 3では90%であった。摘出組織の断端陽性は16例で、うち3例に浸潤癌を認め、追加治療が行われた。CIN 3断端陽性13例では7例に追加治療を行ったが、6例は摘出組織に遺残病変を認めなかった。合併症は術後出血を20例に認め、11例は術後11〜15日に生じていた。手術を要した子宮頸管狭窄は1例のみであった。術後転帰として10例で11妊娠が成立し、流産3例、早産(35週)1例、正期産7例であった。分娩8例中4例は予防的頸管縫縮術を施行し、3例は切迫早産で加療を要した。経腟分娩は5例で、帝王切開の適応は既往帝王切開2例、骨盤位1例であった。
文献番号 2014122238