クロダ ハジメ
Kuroda Hajime
黒田 一 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | びまん浸潤型形態を示した胃癌直腸転移の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 28(5),893-897頁 |
著者・共著者 | 坂口 大介, 石田 秀行, 白川 一男, 桑原 公亀, 鈴木 毅, 村田 宣夫, 橋本 大定, 黒田 一, 糸山 進次 |
発行年月 | 2003/10 |
概要 | 61歳男.57歳時に胃癌に対して胃全摘・膵尾部脾合併切除術を施行した.組織学的に低分化型腺癌であった.術後42ヵ月目に腹部膨満感が出現したため注腸検査を施行したところ,下部直腸に全周性の狭窄を認めた.大腸内視鏡検査では,下部直腸に明らかな潰瘍・隆起を伴わない狭窄を認めた.生検の結果,低分化型腺癌であった.胃癌術後46ヵ月目に腹会陰式直腸切断術を施行した.切除標本の組織学的検索では,粘膜下層から外膜にかけて増殖の主体を有する,胃癌の組織像に酷似した低分化型腺癌であった.免疫組織学的染色では,ガストリン,ペプシン,ソマトスタチンのいずれの染色でも直腸の腫瘍細胞は胃癌細胞と同様に陽性であり,隣接正常直腸粘膜はいずれも陰性であった.最終的に胃癌の直腸転移と診断した.直腸切断術後12ヵ月で癌性腹膜炎で死亡した |
文献番号 | 2004090170 |