ミツボシ シヨウタ   Mitsuboshi Shiyouta
  光星 翔太
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 術前診断し根治切除した原発性空腸癌の2例
掲載誌名 正式名:日本外科系連合学会誌
ISSNコード:03857883/18829112
掲載区分国内
出版社 日本外科系連合学会
巻・号・頁 43(1),62-66頁
著者・共著者 光星 翔太, 伊藤 嘉智, 木下 淳, 今泉 理枝, 小池 太郎, 吉松 和彦
担当区分 筆頭著者
発行年月 2018/02
概要 症例1は54歳,男性.貧血精査で腹部造影CTにてTreitz靱帯から空腸にかけて濃染する全周性の壁肥厚を認めた.上部消化管内視鏡検査で空腸に2型病変認め,原発性空腸癌と診断し手術を施行した.腫瘍はTreitz靱帯から約5cm肛門側にあり,リンパ節郭清を伴う小腸部分切除術を施行した.病理組織学的にSS,N1,ly1,v1,M0,fStage IIIaで補助化学療法施行した.症例2は89歳,男性.嘔気嘔吐を主訴に近医受診.上部消化管内視鏡検査で空腸に狭窄を認め,生検で中分化腺癌の診断,原発性空腸癌と診断し手術を施行した.腫瘍はTreitz靱帯から約5cm肛門側にあり,リンパ節郭清を伴う小腸部分切除術を施行した.病理組織学的にSS,N1,ly2,v1,M0,fStage IIIaであったが高齢で経過観察のみとした.原発性小腸癌は稀な疾患で,特異的な臨床症状に乏しいため早期診断は困難である.今回,術前診断可能で根治切除した空腸癌の2例を経験したので文献的考察を加え報告する.(著者抄録)
文献番号 2018345088