イシカワ アキヒサ
Ishikawa Akihisa
石川 昂央 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 母趾に生じた筋上皮腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本形成外科学会会誌 ISSNコード:03894703 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本形成外科学会 |
巻・号・頁 | 39(1),24-29頁 |
著者・共著者 | 石川 昂央, 東盛 貴光, 井砂 司 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2019/01 |
概要 | 症例は20歳女性で、3年前より右第1趾趾尖部に腫瘤性病変を自覚しており、徐々に増大したため来院した。臨床的に神経原性腫瘍を疑い、一期的に縫合閉鎖ができるように、一部腫瘍と接して菲薄化した皮膚のみを切除するデザインとして摘出術を行った。腫瘍は栄養血管と思われる索状物のみで被膜に包まれており、肉眼的に境界明瞭であったため全摘出し得た。病理組織学的所見では、皮層真皮層から深部にかけて境界明瞭な結節性病変を認めた。内部は多結節ないしは分葉状で、小胞巣状〜索状の多彩な構造を呈していた。細胞は大型好酸性の胞体を有し、核異型が軽度で、偏在する形質細胞様細胞が増殖していた。形質細胞様筋上皮細胞を主体とする腫瘍であり、管腔構造を認めず増殖していることから、足趾に生じた筋上皮腫と診断した。現在術後1年が経過したが、再発、遠隔転移なく良好である。 |
文献番号 | 2019177944 |