オオツカ ナオ
Ootsuka Nao
大塚 奈央 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【膵炎大全II〜膵炎・Up to date〜】膵炎の診断方法 膵炎診断のための生化学検査 |
掲載誌名 | 正式名:胆と膵 ISSNコード:03889408 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 40(臨増特大),1121-1125頁 |
著者・共著者 | 大塚 奈央, 清水 京子 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2019/11 |
概要 | 膵炎の診断に血液生化学検査は必須である。急性膵炎の診断では、血中膵酵素上昇が重要な所見である。血中アミラーゼ測定が一般的であるが、膵炎の診断には膵型アミラーゼ、リパーゼなど特異的な膵酵素を測定することが望ましい。急性膵炎と診断した場合にはただちに重症度判定を行い、治療方針を決定する。重症度判定に応じた適切な治療が、短期・長期予後を改善させる。発症数日後に重症化することもあるため、急性期には経時的な重症度判定を行うことが必要である。重症度判定と同時に急性膵炎の原因検索を行い、肝胆道系酵素の上昇がある場合には胆石性膵炎が疑われるため、内視鏡的治療の適応を検討する。慢性膵炎の代償期は急性膵炎に準じる。慢性膵炎の非代償期になると血中膵酵素はむしろ低下し、血清アルブミン、総コレステロール、ヘモグロビンの低下などの低栄養状態が問題となる。(著者抄録) |
文献番号 | 2020177695 |