ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 頸胸境界部悪性腫瘍手術に関連した胸鎖骨切除例の検討 |
掲載誌名 | 正式名:形成外科 ISSNコード:00215228 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 克誠堂出版(株) |
巻・号・頁 | 61(8),1008-1014頁 |
著者・共著者 | 多賀 麻里絵, 梅澤 裕己, 中尾 淳一, 松谷 毅, 横島 一彦, 中溝 宗永, 小川 令 |
発行年月 | 2018/08 |
概要 | 再建を伴う食道切除術において胸鎖骨切除を要した頭頸部悪性腫瘍7例(男性5例、女性2例、平均年齢65.6歳)の治療成績について検討した。胸鎖骨切除の理由は腫瘍切除と縦隔気管孔造設に伴う計画的胸鎖骨切除が3例、術後合併症に対する救済手術が3例、術中合併症の止血目的が1例であり、胸鎖骨切除に起因する合併症は認めなかった。術後経口摂取が可能となった症例は6例で、食事再開は術後10日から22日であり、手術によって食事摂取を含むQOLは著明に改善した。予後は計画的胸鎖骨切除3例中2例が担癌生存、1例が無病生存で、救済手術3例中2例が担癌生存であり、死亡は2例であった。本術式は難易度が高いが、広範囲切除完遂の一助となり、生命予後と術後QOLが良好な症例も認められた。 |
文献番号 | 2018355806 |