ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【がん研究10か年戦略の成果と課題-基礎から実用化までをつなぐ研究開発】臨床研究 医療技術の開発 頭頸部癌全国症例登録システムの構築と臓器温存治療のエビデンス創出 |
掲載誌名 | 正式名:医学のあゆみ ISSNコード:00392359 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医歯薬出版(株) |
巻・号・頁 | 271(9),1002-1005頁 |
著者・共著者 | 丹生 健一, 中溝 宗永, 家根 旦有 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2019/11 |
概要 | 日本頭頸部癌学会が運営する頭頸部癌全国悪性腫瘍登録事業を整備し、ビッグデータを活用してエビデンスを創出する体制を構築した。あらたに和歌山県立医科大学附属病院臨床研究センターにデータマネージメントを委託し、院内がん登録のデータを一括入力できる入力支援ツールを開発した。基本データだけでは解決できないクリニカルクエスチョンに対しては、悪性腫瘍登録と連結してweb-based case report form(CRF)を作成し、非介入観察研究を展開できるシステムを作りあげ、第一弾として近年、急速に増加しているヒト乳頭腫ウイルス(HPV)関連中咽頭がんについて多施設共同研究を展開した。全国悪性腫瘍登録数は安定して毎年10,000例を超え、わが国の頭頸部がんの半数以上の症例の精密な臨床情報を把握できるようになった。観察期間が5年を超える2011年度・2012年度の登録症例を対象に予後調査も開始され、今後、ビッグデータを活用して個々の頭頸部がん患者に対する最適な治療法を示すガイドラインの根拠となるエビデンスの創出が期待される。(著者抄録) |
文献番号 | 2020028722 |