クマキリ ジユン
Kumakiri Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当院の単一胚移植における分割遅延胚もしくは形態学的不良胚移植後の妊娠率の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本受精着床学会雑誌 ISSNコード:09146776 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本受精着床学会 |
巻・号・頁 | 32(1),11-15頁 |
著者・共著者 | 尾崎 理恵, 黒田 恵司, 北出 真理, 熊切 順, 地主 誠, 新城 梓, 加藤 紀子, 池本 裕子, 板垣 和子, 竹田 省 |
発行年月 | 2015/02 |
概要 | 2011年1月〜2013年12月の間に体外受精-胚移植を行った317症例481周期を、40歳未満(平均35.1歳)の202症例316周期と40歳以上(平均42.1歳)の115症例165周期に分けた。40歳未満の良好胚の割合は62.0%、着床率は34.2%、40歳以上の良好胚の割合は55.8%、着床率は17.4%であった。40歳未満の分割遅延胚の着床率は、受精後2日目2〜3細胞期胚で12.9%、3日目2〜4細胞期胚で0%、3日目5〜6細胞期胚で12.5%、7日目胚盤胞で10.0%、40歳以上ではそれぞれ、3.6%、0%、0%、0%であった。全年齢における形態学的良好胚盤胞の着床率は40.9%、最終的な生児獲得率は26.1%であった。一方、形態学的不良胚盤胞の着床率は28.1%と低く、いずれも受精後5〜6日目に到達した胚盤胞で、流産率は66.7%、生児獲得率は9.4%であった。形態学的評価に胚分割速度の評価を踏まえて、胚移植や胚凍結を決定すべきと考えた。 |
文献番号 | 2015234694 |