クマキリ ジユン
Kumakiri Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下術後にドレーン挿入部5mmポート切開創から大網ヘルニアをきたした1例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 63(2),369-372頁 |
著者・共著者 | 町田 ゆり, 北出 真理, 熊切 順, 黒田 恵司, 地主 誠, 新城 梓, 加藤 紀子, 竹田 省 |
発行年月 | 2014/04 |
概要 | 腹腔鏡下手術において術後創部ヘルニアの報告が散見される。今回、腹腔鏡下手術時に置かれた5mm切開創より大網ヘルニアをきたした1例を経験したので報告する。症例は17歳、右子宮内膜症性卵巣チョコレート嚢胞のため腹腔鏡下手術が施行された。手術時には術後出血を考慮して左5mmトロカール切開創部に閉鎖式ドレーンを挿入し終了した。ドレーンからの排液は少量であり術後1日目にドレーン抜去したところ、ドレーンとともに大網が5mm切開創より体外へ露見し、同日に緊急腹腔鏡下手術が施行された。創部へ陥入していた臓器は大網のみであり、体外より露見部位を切開して腹腔側から健常部位の還納を行った。術後経過は問題なく通常通りの退院となった。本症例の要因は切断したドレーン断端に大網が付着して牽引された可能性が考えられた。また、小切開創から体外へ牽引された組織の用手的な還納は不可能であり、腹腔鏡下に修復する必要があると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2014339110 |