クマキリ ジユン   Kumakiri Jiyun
  熊切 順
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 当院における子宮動脈塞栓術の適応と効果に関する検討
掲載誌名 正式名:東京産科婦人科学会会誌
ISSNコード:21860599
掲載区分国内
出版社 (一社)東京産科婦人科学会
巻・号・頁 60(3),437-440頁
著者・共著者 尾崎 理恵, 熊切 順, 地主 誠, 松岡 正造, 菊地 盤, 北出 真理, 竹田 省
発行年月 2011/09
概要 2007年1月〜2009年12月まで当院で子宮動脈塞栓術(uterine artery embolization:UAE)を施行した41症例(子宮筋腫33例、子宮腺筋症8例)を対象とし、UAE施行1年後の臨床症状からその効果を判定した。子宮筋腫33例の内、UAE後に追加治療を要さない有効例が29例、追加治療を要した無効例が4例で、有効率は87.9%であった。追加治療を要した4例中、3例は筋腫個数が1〜2個で最大筋腫核12cm以上の症例で、過多月経が再燃し子宮全摘出術に至った。子宮腺筋症症例ではUAE後に症状が改善した有効例は4例、UAE後に追加治療を要した無効例が4例あり、有効率は50%であった。追加治療を要した症例はすべて若年に発症しており、特に4症例中3症例は子宮腺筋症病巣切除後の難治例であった。これらのことから子宮筋腫・子宮腺筋症に対するUAEの治療効果をその症例の背景から検討し、UAEの適応について再評価する必要があると思われる。(著者抄録)
文献番号 2012045214