クマキリ ジユン
Kumakiri Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 採卵時に得られる未成熟卵の発生要因とその取扱いに関する検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本受精着床学会雑誌 ISSNコード:09146776 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本受精着床学会 |
巻・号・頁 | 26(1),111-113頁 |
著者・共著者 | 板垣 和子, 武内 裕之, 北出 真理, 菊地 盤, 熊切 順, 黒田 恵司, 小堀 宏之, 竹田 省 |
発行年月 | 2009/03 |
概要 | 卵子細胞質内精子注入法(ICSI)により確認された47症例52周期の未成熟卵73個(47症例52周期)を対象に、年齢別に発生要因、追加培養後のMII成熟卵率、ICSI後の受精率について検討した。対象を、40歳未満の26例30周期(A群)、40歳以上の21例22周期(B群)に分けた。患者あたりの未成熟卵の発生率は、A群:17.1%、B群:20.0%であった。ヒト閉経期尿性ゴナドトロピン(hMG)非使用の場合では、未成熟卵の発生率はA群:88.9%、B群:80.0%、hMG使用の場合ではA群:48.1%、B群:65.2%であった。また、追加培養後、MII卵まで成熟した卵の受精率は、GV卵ではA群:21.2%、B群:14.3%、MI卵ではA群:55.6%、B群:40.0%であった。未成熟卵の発生に年齢とhMG使用の有無に有意差はなかったが、未成熟卵は、追加培養後、MII卵に達していれば受精する可能性があり、ICSIによるrescueも期待できると考えられた。 |
文献番号 | 2009307590 |