クマキリ ジユン
Kumakiri Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下に診断・治療が可能であった卵巣妊娠の2例 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報 ISSNコード:02858096 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)関東連合産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 43(4),403-406頁 |
著者・共著者 | 熊切 順, 衛藤 志保, 小林 優子, 島貫 洋人, 菊地 盤, 北出 真理, 武内 裕之 |
発行年月 | 2006/11 |
概要 | 症例1は26歳、症例2は36歳で、いずれも子宮外妊娠の臨床診断で腹腔鏡下根治術を施行した。症例1では腹腔鏡による観察で左卵巣表面に破裂所見と凝血塊の付着を認めたため同部位の妊娠を疑い、左卵巣の部分切除を行った。切除標本の病理検査で卵巣皮質に覆われた内部に血腫を伴った脱落膜と絨毛組織を認め、原発性の卵胞内卵巣妊娠と診断した。症例2では腹腔鏡による観察で右卵巣表面の卵巣固有靱帯付近に付着する凝血塊と卵巣内に胎嚢と思われる2cm大の腫瘤を認めたことから同部位の妊娠と診断し、凝血塊をトリミングするとともに腫瘤を切除した。病理検査で凝血塊は血腫を伴った脱落膜、絨毛組織、胎児成分が混在しており、胎嚢と思われる腫瘤にはこれらの組織は認めず黄体組織を認めた。これらの所見から卵巣の表面に妊娠組織が付着した続発性の卵巣妊娠と診断した。 |
文献番号 | 2007143833 |