クマキリ ジユン
Kumakiri Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下手術における安全なアプローチ法の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 ISSNコード:18849938/18845746 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本産科婦人科内視鏡学会 |
巻・号・頁 | 19(2),139-142頁 |
著者・共著者 | 島貫 洋人, 武内 裕之, 熊切 順, 菊地 盤, 小堀 宏之, 桜井 明弘, 北出 真理, 木下 勝之 |
発行年月 | 2003/12 |
概要 | クローズド法を用いて行った腹腔鏡下手術にて重度の後腹膜大血管損傷に遭遇した.そこで,後腹膜大血管損傷が起こるまでに施行した腹腔鏡下手術2440例のうち,後腹膜大血管損傷5例,特に最近起きた症例の詳細な調査をretrospectiveに行い,発生状況からその要因について検討した.全例が比較的痩せ形であった.原因器具はトロッカーが4例,気腹針が1例で,発生時期は第1トロッカー挿入時または気腹針穿刺時で全てブラインド操作の工程であった.5例のうち4例は緊急開腹手術に移行し,血腫の除去や出血点の確認及び止血を行った.発生状況を詳細に調べると,患者側要因は,痩せ形(BMI:19.6)であったこと,術者側要因は,気腹が不十分であった可能性があること,また,皮膚切開がトロッカー径に比べ小さかったこと,これらの点から腹壁の"たわみ"が大きくなり,トロッカーのブレードが腹壁を貫いてシールドされる前に,腰椎前面まで達し,大血管や臓器の損傷が起こったと考えられた |
文献番号 | 2004161228 |