イシザキ スミコ
ISHIZAKI Sumiko
石﨑 純子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | カリジノゲナーゼによる線状扁平苔癬型薬疹の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床皮膚科 ISSNコード:00214973/18821324 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 67(11),853-857頁 |
著者・共著者 | 山川 千尋, 小林 憲, 二宮 淳也, 石崎 純子, 藤林 真理子, 田中 勝 |
発行年月 | 2013/10 |
概要 | 60歳,男性.既往歴に2型糖尿病と糖尿病性網膜症があり,カリジノゲナーゼ(カルナクリン)を1年前より内服していた.体幹,下肢の線状の皮疹を主訴に受診した.皮疹は右側腹部・右下肢に線状,帯状に融合して分布する暗褐色斑でありBlaschko線に沿っていた.ダーモスコピー所見でWickham線条を認めた.病理組織像は典型的な扁平苔癬の所見で,好酸球の浸潤を伴っていた.同剤内服中止後,速やかに皮疹は色素沈着を残し消退した.病理組織像と臨床経過よりカリジノゲナーゼによる線状扁平苔癬型薬疹と診断した.カリジノゲナーゼは古くから使用される薬剤だが,近年糖尿病性網膜症に有効で眼科領域での使用頻度が上昇している.長期内服による扁平苔癬型薬疹の存在を認識すべきである.(著者抄録) |
文献番号 | 2014062606 |