ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 被膜内摘出術を行った耳下腺内顔面神経鞘腫例 |
掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科臨床 ISSNコード:00326313/18844545 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 耳鼻咽喉科臨床学会 |
巻・号・頁 | 104(5),341-346頁 |
著者・共著者 | 中溝宗永†, 横島一彦, 羽田達正, 佐久間文子, 神尾友信, 横山宗伯 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2011/05 |
概要 | 症例は42歳女性で、右耳下部腫瘤を主訴に受診した。右耳下腺内に長径2.8cm大の表面平滑で可動性不良の腫瘤を触知した。触診による圧痛は認めず、頸部リンパ節は触知しなかった。頸部CT、MRIを行い、耳下腺深部に境界明瞭な腫瘤を認めた。穿刺吸引細胞診は合計3回実施、耳下腺深部に腫瘍被膜を穿通する瞬間に疼痛を伴い、ごく少量の漿液が引けた。初回の結果はクラスIで組織球が認められ、上皮細胞や異型細胞を認めず、悪性腫瘍の可能性はなかった。残り2回の結果はクラスIとIIで、うち1回は間質由来の細胞が認められた同様の結果で、組織型の診断には至らなかった。多形腺腫または顔面神経由来の腫瘍の可能性が高いと思われた。患者が手術を希望したため手術を施行した。病理所見より神経鞘腫と診断した。術後に一時的に顔面神経麻痺を生じたが6ヵ月程度で生活に支障ない程度まで回復した。 |
DOI | https://doi.org/10.5631/jibirin.104.341 |
文献番号 | 2011214170 |