ナカミゾ ムネナガ   Nakamizo Munenaga
  中溝 宗永
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   特任教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 顎下腺腫瘍における細胞診の信頼性と術式選択
掲載誌名 正式名:耳鼻咽喉科・頭頸部外科
ISSNコード:09143491/18821316
掲載区分国内
出版社 (株)医学書院
巻・号・頁 81(2),103-107頁
著者・共著者 中沢 裕子, 中溝 宗永, 横島 一彦, 粉川 隆行, 酒主 敦子, 稲井 俊太, 島田 健一, 八木 聰明
担当区分 2nd著者
発行年月 2009/02
概要 顎下腺腫瘍症例において、病歴、触診所見、穿刺吸引細胞診(FNA)、画像検査結果を踏まえた総合的な判断の妥当性を検討した。対象は一次治療として手術を行った原発性顎下腺腫瘍44症例で、摘出腫瘍の組織型は良性腫瘍:37例、悪性腫瘍:7例であった。FNAと病理診断との一致率は81.8%で、良性腫瘍は86.4%(32例)、悪性腫瘍は57.1%(4例)が一致した。FNAで判定不能であったのは2例で、悪性・良性の鑑別は95.5%で可能であった。また、顎下部郭清術を行った場合、行わなかった場合と比べ、顔面神経下顎辺縁枝麻痺が多く生じることが明らかになった。FNAの信頼性は高く、FNAをより重視した術前診断で術式選択を行えば、手術を行う領域の狭小化、顔面神経下顎辺縁枝麻痺などの合併症回避が可能と考えられた。
文献番号 2009114869