ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Maxillary swing approachにより摘出した上咽頭粘表皮癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科・頭頸部外科 ISSNコード:09143491/18821316 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 80(12),879-883頁 |
著者・共著者 | 小津 千佳, 横島 一彦, 稲井 俊太, 酒主 敦子, 中溝 宗永 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2008/11 |
概要 | 56歳男。約1年前から左鼻閉を自覚していた。4ヵ月前から左難聴と鼻出血を自覚した。鼻咽腔内視鏡検査で、上咽頭に充満する腫瘍を認め、綿棒による触診で上咽頭左壁に茎部を有する腫瘍であった。MRIでは3.5×4.0×2.7cmの腫瘤で、上咽頭腔に広く充満して不均一に造影され、左側でやや大きく、左壁に広く接した腫瘤を認めた。頸部リンパ節転移は認めなかった。生検での病理診断は粘表皮癌で、T2aN0M0と診断した。maxillary swing approachによる手術を行った。病理所見で、粘表皮癌と診断した。嚢胞状腔形成と粘液産生が明らかで、腫瘍細胞の異型性や核分裂像が少ないため、高分化型と診断した。病理学的には後壁側で断端陽性であったため、術後に放射線治療60Gyを追加した。その後の経過は良好で、顔貌の変化と開口障害は軽微である。3年10ヵ月が経過し、無病で生存中である。 |
文献番号 | 2009021428 |