ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 耳下腺深葉良性腫瘍手術後の顔面神経麻痺 |
掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科・頭頸部外科 ISSNコード:09143491/18821316 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 80(3),209-212頁 |
著者・共著者 | 横島 一彦, 中溝 宗永, 酒主 敦子, 稲井 俊太, 横山 有希子, 杉崎 一樹, 小町 太郎, 八木 聰明 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2008/03 |
概要 | 耳下腺深葉良性腫瘍手術後の顔面神経麻痺について検討した。対象は、2004〜2006年までの3年間に初回手術を行った耳下腺深葉良性腫瘍21例(男性12例、女性9例・平均年齢54.8歳)で、病理診断は多形腺腫13例、ワルチン腫瘍4例、基底細胞腺腫2例、筋上皮腫2例、対照として同時期に初回手術を行った耳下腺浅葉腫瘍75例(男性40例、女性35例・平均年齢54.8歳)と比較した。顔面神経麻痺発症率は、深葉腫瘍では33.3%(7/21:全枝麻痺3例、下顎辺縁枝麻痺3例、頬骨枝麻痺1例)、浅葉腫瘍では6.7%(5/75:全枝麻痺2例、下顎辺縁枝麻痺3例)と有意差を認めた。腫瘍径別の発症率は、腫瘍径40mm以上10例中5例(50%)、39mm以下11例中2例(18%)と有意差はなく、顔面神経麻痺発症群と非発症群との間で最大腫瘍径、発生部位別発症率に有意差はなかった。深葉腫瘍で顔面神経麻痺が6ヵ月以上残存したのは7例中1例であり、不全麻痺が残存した。他の6例は全例6ヵ月以内に治癒していた。 |
文献番号 | 2008175346 |