ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 妊娠中に発症した喉頭粘表皮癌の1手術症例 |
掲載誌名 | 正式名:頭頸部外科 ISSNコード:1349581X/1884474X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本頭頸部外科学会 |
巻・号・頁 | 15(2),135-137頁 |
著者・共著者 | 長谷川 恭子, 横島 一彦, 中溝 宗永, 粉川 隆行, 島田 健一, 八木 聰明 |
発行年月 | 2005/10 |
概要 | 33歳女.約4ヵ月前から仰臥位になると呼吸苦を自覚していた.妊娠15週時に強く咳き込んだ際,腫瘍片を喀出したため受診した.腫瘍片は1cm大で,赤褐色の被膜に覆われており,病理診断は扁平上皮癌であった.喉頭ファイバースコピーでは声門下後壁に1cm弱の隆起性腫瘤を認め,MRIでは輪状軟骨弓レベルで膜様部から前方へ突出する腫瘤を認めた.声門下癌(扁平上皮癌:T1N0)の診断で妊娠22週に喉頭截開術を行い,周囲正常組織を5mm程含めて膜様部全層を切除した.病理所見では,分化度の低い扁平上皮細胞の中に明るい胞体を含んだ腺管構造が散見された.アルシャンブルー・パス染色では腺管内に陽性所見を呈する粘液を認め,粘表皮癌と診断した.術後経過は良好で,妊娠41週で出産し,術後2年5ヵ月現在,再発は認められず,児の発育も良好である |
DOI | https://doi.org/10.5106/jjshns.15.135 |
文献番号 | 2006067502 |