ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 頸部既手術症例における遊離組織移植術の検討 |
掲載誌名 | 正式名:頭頸部外科 ISSNコード:1349581X/1884474X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本頭頸部外科学会 |
巻・号・頁 | 15(1),55-60頁 |
著者・共著者 | 横島 一彦, 中溝 宗永, 島田 健一, 小津 千佳, 相田 瑞恵, 稲井 俊太, 酒主 敦子, 粉川 隆行, 八木 聰明 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2005/06 |
概要 | 頭頸部癌手術の既往のある症例で,再手術を行った際に遊離組織移植による頭頸部再建を行い,既頸部郭清術野での血管吻合を行った16症例を対象に,遊離組織移植の有用性と留意点について考察した.遊離組織移植を行った症例の局所創傷治癒は良好であり,有茎皮弁よりも有用と考えられた.移植床血管としては,頸横動脈と内頸静脈を多用していた.頸横静脈では,先行手術でその周囲を郭清していたとしても,郭清が丁寧に行われていれば,剥離が比較的容易と思われた.術野の炎症による空腸壊死例や,炎症が軽度な症例で良好な結果が得られたことから,術野の消炎の重要性が示唆された.十分に消炎される前に手術を余儀なくされる場合には,炎症野での血管吻合が回避できる炎症が有茎皮弁を第一選択とすべきであると考えられた |
DOI | https://doi.org/10.5106/jjshns.15.55 |
文献番号 | 2005290755 |