ナカミゾ ムネナガ
Nakamizo Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 頸部アプローチにて郭清可能であった甲状腺癌の両側咽頭後リンパ節転移例 |
掲載誌名 | 正式名:頭頸部外科 ISSNコード:1349581X/1884474X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本頭頸部外科学会 |
巻・号・頁 | 14(3),287-291頁 |
著者・共著者 | 長谷川恭子, 横島一彦, 中溝宗永, 島田健一, 相田瑞恵, 八木聰明 |
発行年月 | 2005/02 |
概要 | 66歳男.左頸部腫瘤を主訴とした.頸部CTで左頸部に広範に多発するリンパ節を認め,咽頭後リンパ節腫脹を両側に,粗大な石灰化を伴う径20mmの腫瘤を甲状腺左葉背側に認めた.穿刺吸引細胞診で甲状腺乳頭癌と診断し,甲状腺切除術を施行した.左はレベルII〜VIの郭清を施行し,胸鎖乳突筋と内頸静脈も切除したが,副神経は温存した.左反回神経は気管傍リンパ節に癒着していたため,切断した.原発巣は甲状腺左葉上極に限局しており,右葉は温存した.咽頭後リンパ節郭清に際して,左側は顎下腺を上前方に翻転し,内頸動脈を外側に翻転することで十分な視野が得られ,右側は顎下部の皮膚切開から内頸動脈を外側に翻転して副咽頭腔を展開した.咽頭後リンパ節と周囲組織の癒着は少なく,頸部からのアプローチのみで郭清は可能であった.病理所見で腫瘍の大部分は高分化型乳頭癌で,一部に低分化な部分を認め,被膜外浸潤,脈管浸潤も認めた.術後経過良好で,10ヵ月後も再発はない |
DOI | https://doi.org/10.5106/jjshns.14.287 |
文献番号 | 2005155440 |