|
ナカミゾ ムネナガ
NAKAMIZO Munenaga
中溝 宗永 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤嘱託 |
|
| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 迷路瘻孔症例の内耳障害に関する検討 |
| 掲載誌名 | 正式名:耳鼻咽喉科臨床 ISSNコード:00326313/18844545 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 耳鼻咽喉科臨床学会 |
| 巻・号・頁 | 81(1),33-39頁 |
| 著者・共著者 | 中溝宗永†, 八木聰明, 小林謙, 青木秀治 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 1988/01 |
| 概要 | 迷路瘻孔症例18例について検討した.瘻孔部位は全て外側半規管で,瘻孔症状を8例に認めた.術前の標準純音聴力検査の結果は,迷路に瘻孔のない慢性中耳炎症例と比較して閾値上昇が著しく高頻度であった.頭位・頭位変換眼振の出現率も瘻孔のない慢性中耳炎と比較して高率であり,蝸牛障害と前庭障害がほぼ並行していた.しかし,定量的ENG所見には差がなく,瘻孔症例の内耳障害も瘻孔のない慢性中耳炎症例と同様に徐々に進行していくものと考えた.治療は瘻孔上の真珠腫上皮を除去し,瘻孔を骨片および筋膜で閉鎖したのち鼓室形成術を施行した.骨導聴力の改善は認めなかったが,気導聴力は平均79.3 dBが68.5 dBとなった.とくに,伝音連鎖の再建例では聴力予後が良好であった |
| DOI | https://doi.org/10.5631/jibirin.81.33 |
| 文献番号 | 1989005000 |