タニモト アイコ
Tanimoto Aiko
谷本 愛子 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 早期の治療介入により救命しえた重篤な合併症を呈した多発性肝血管腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 略 称:J Jpn Soc Perin Neon Med ISSNコード:1348-964X |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 55(4),1087-1091頁 |
総ページ数 | 5 |
著者・共著者 | 谷本愛子, 佐藤雅彦, 近藤乾 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2019/12/15 |
概要 | 症例は男児で、出生時から高心拍出性心不全と血小板減少を認め、日齢1の腹部MRIで多発性肝血管腫を認めた。日齢2からプロプラノロールの内服とプレドニゾロン静注を開始し、心不全に対してフロセミドの投与を行った。日齢3に血小板数が2.5万/μLまで低下したが、凝固検査では新生児期の正常範囲内であったため、血小板輸血のみ行った。日齢4から血小板数は増加し、心不全も軽快した。日齢16のMRIで肝血管腫の改善傾向が認められた。プレドニゾロンは日齢37までに漸減中止し、以後プロプラノロール単独での治療を行い、日齢38に退院となった。1歳2ヵ月時のMRIで腫瘍の消失が確認され、プロプラノロールを中止したが再発はしていない。 |