ナルミヤ コウスケ
Narumiya Kousuke
成宮 孝祐 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 食道メラノーシスの経過観察中に食道悪性黒色腫と診断され切除しえた1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 44(4),693-698頁 |
著者・共著者 | 鈴木 和臣, 成宮 孝祐, 工藤 健司, 矢川 陽介, 豊島 幸憲, 山本 智子, 長嶋 洋治, 山本 雅一 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2019/08 |
概要 | 食道原発悪性黒色腫(Primary malignant melanoma of the esophagus;以下PMMEと略記)は稀であり予後不良な疾患である.食道メラノーシスと診断され,半年ごとの上部消化管内視鏡検査による経過観察中の4年後にPMMEと診断され,切除しえた症例を経験したので報告する.症例は70代,女性.健診の上部消化管内視鏡検査で下部食道の黒色色素沈着を指摘され,メラノーシスの診断で経過観察されていた.経過4年目の初回から数えて7回目の上部消化管内視鏡検査で色素沈着の範囲拡大と隆起性病変の出現を認めたため生検を施行し,悪性黒色腫の診断に至り食道亜全摘術を施行した.術後経過は良好で,第19病日に退院となった.術後補助療法は施行せず,現在無再発生存中である.食道メラノーシスの経過観察中に悪性黒色腫となり切除しえた症例は極めて稀であり,文献的考察を加えて報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2019353740 |