イシザキ スミコ
ISHIZAKI Sumiko
石﨑 純子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 皮丘平行パターンを呈した示指および中指の色素斑 |
掲載誌名 | 正式名:Skin Cancer ISSNコード:09153535/18843549 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本皮膚悪性腫瘍学会 |
巻・号・頁 | 33(1),61-65頁 |
著者・共著者 | 池田 英里†, 石崎 純子, 田中 勝*, 藤林 真理子, 大山 克巳 |
発行年月 | 2018/06 |
概要 | 40歳、男性。約1年前に右示指の色素斑を自覚、緩徐に拡大、色調が濃くなった。初診時、右示指の指腹に20×13mmの褐色斑あり、濃淡や境界は不明瞭だった。ダーモスコピーでは皮丘平行パターン、皮丘に大小、濃淡のさまざまな色素小球があった。切除・植皮術を行った。病理組織では、異型性に乏しいメラノサイトが表皮基底層に沿って分布、皮丘部表皮索優位に増数していた。術後1ヵ月で右中指にも同様の褐色斑が新生した。示指、中指ともに経過観察とした。術後8ヵ月で右中指の褐色斑が自然消退、10ヵ月で再び出現、現在も経過観察中である。ダーモスコピー検査で皮丘平行パターンを呈した場合、悪性黒色腫を強く疑う所見であるが、例外的に良性病変も報告されている。本症例は何らかの反応性病変の可能性があるが、既存の疾患に合致せず、診断に苦慮したため報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2018315364 |