カコガワ ジユン   Kakogawa Jiyun
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 集学的管理により生児を得た膵臓癌合併妊娠の1例
掲載誌名 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌
ISSNコード:1348964X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本周産期・新生児医学会
巻・号・頁 51(1),318-323頁
著者・共著者 山下 有美, 水主川 純, 秦 ひろか, 鈴木 季美枝, 吉岡 伸人, 名古 崇史, 五十嵐 豪, 中村 真, 鈴木 直, 田中 守
担当区分 2nd著者,責任著者
発行年月 2015/05
概要 35歳(1経妊1経産)。心窩部痛、背部痛を主訴とした。妊娠29週に急激な心窩部痛にて前医を受診し、多発肝膿瘍を指摘されたため、精査加療目的で母体搬送となった。精査の結果、多発肝転移を伴う膵臓癌IVb期で切除不能、化学療法の適応と判断し、母体の病状と治療法、妊娠中の化学療法に伴う胎児への影響、早産に伴う児の合併症に関する説明を行い、早期に分娩して化学療法を行う方針となった。経母体ステロイド投与後、妊娠30週に分娩誘発を行い、経腟分娩にて1400gの男児を娩出したが、児の経過は良好で、現在まで発育・発達ともに良好である。一方、母体は産褥5日目から化学療法を開始し、分娩後1年4ヵ月経過現在も化学療法継続中である。
文献番号 2015256408