カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 品胎妊娠における二児流産後にCAOSを併発し生児を得た一例 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 ISSNコード:1348964X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本周産期・新生児医学会 |
巻・号・頁 | 51(1),297-301頁 |
著者・共著者 | 鈴木 季美枝, 水主川 純, 高橋 由妃, 西島 千絵, 田村 みどり, 鈴木 直, 田中 守 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2015/05 |
概要 | 35歳(3回経妊0回経産)。習慣流産の既往があり、体外受精・胚移植にて妊娠成立し、三絨毛膜三羊膜品胎と診断された。妊娠16週にI児の破水にて入院となり、患者と家族は妊娠継続を強く希望したため、十分な説明と同意の下にdelayed interval deliveryの管理方針とし、炎症所見や子宮収縮に応じて慎重な管理を行った。その結果、管理は難渋し、I児は妊娠17週、II児は妊娠18週で流産となったが、I児娩出から57日間の妊娠継続が可能となり、妊娠25週に経腟分娩にて生児を得た。胎盤病理組織学的検査ではBlanc分類II度の絨毛膜羊膜炎と診断されたが、びまん性絨毛膜羊膜ヘモジデローシスや虚血を示唆する所見は認めず、母体の産褥経過は良好であった。生後8ヵ月現在、児は大きな後遺症を認めることなく発育発達とも良好である。 |
文献番号 | 2015256404 |