カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 分娩体位と安全性の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 ISSNコード:1348964X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本周産期・新生児医学会 |
巻・号・頁 | 50(1),269-272頁 |
著者・共著者 | 大垣 洋子, 箕浦 茂樹, 中西 美紗緒, 水主川 純, 定月 みゆき, 五味淵 秀人 |
発行年月 | 2014/05 |
概要 | 最近5年間に出産した正常経腟単胎分娩920例を対象に、仰臥位を選択した640例(G群)とそれ以外の体位の280例(F群)で周産期予後を比較した。F群の内訳は側臥位236例、四つん這い39例、立膝3例、スクワット、立位各1例であった。母体の年齢、初産婦の割合、非妊時のBMIは両群間で有意差がなく、妊娠期間中の体重増加はG群が有意に多かった。分娩所要時間、分娩時出血量に有意差はなく、500ml以上の出血を認めた症例数も有意差がなかった。酸素投与例や会陰切開症例はF群の方が有意に少なく、会陰裂傷の有無および程度は有意差がなかった。新生児予後は、出生体重、臍帯血ガスpH値に有意差はなく、Apgar score 1分値はG群平均8.5点、F群8.7点とF群が有意に高値であったが、5分値はいずれも9.1点と差はなかった。Apgar score 1分値の分布からみた新生児仮死発生のリスクについても両群間で有意差はなかった。 |
文献番号 | 2014257563 |