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カコガワ ジユン
KAKOGAWA Jiyun
水主川 純 所属 統合教育学修センター 統合教育学修センター 職種 教授 |
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| 論文種別 | 症例報告 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 骨盤内炎症性疾患を呈したA群β溶血連鎖球菌感染症の1例 |
| 掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
| 巻・号・頁 | 61(3),419-423頁 |
| 著者・共著者 | 大西 賢人, 中西 美紗緒, 大垣 洋子, 水主川 純, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹 |
| 発行年月 | 2012/10 |
| 概要 | 骨盤内炎症性疾患を呈したA群β溶血連鎖球菌(Group A Streptococcus、以下GAS)感染症の1例を経験したので報告する。症例は25歳、0経妊0経産、主訴は悪寒と腹痛であった。内診所見は異常を認めなかったが腹部造影CTで骨盤内の腹膜炎を認めたため骨盤内炎症性疾患を疑い抗生剤投与を開始した。第2病日に敗血症性ショックとDICに至り、カテコラミン、輸血、広域の抗生剤を投与した。その後全身状態は安定し、経過良好で第16病日に退院とした。来院時の血液培養検査からはGASが検出され、初診時の内診所見が正常であったこと、腹部造影CTで明らかな感染源を認めなかったことからGASによる原発性腹膜炎と診断した。GASによる原発性腹膜炎の報告例は少ないが、急激な経過に至る例が多い。PIDを含む腹膜炎の診断の際には鑑別に挙げておき、急変に備えることが重要である。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2013074723 |