カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当院におけるHIV感染妊婦37例の臨床的背景と周産期予後の後方視的検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 ISSNコード:1348964X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本周産期・新生児医学会 |
巻・号・頁 | 47(1),73-77頁 |
著者・共著者 | 中西 美紗緒, 水主川 純, 定月 みゆき, 箕浦 茂樹 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2011/05 |
概要 | HIV感染妊婦34例37分娩の背景や母子の周産期事象について、後方視的に検討した。合併感染症としてHBV 3例、HCV 1例、トリコモナス1例、クラミジア2例、尖形コンジローマ1例、カンジダ13例を認めた。妊娠中に発症したAIDS関連疾患としてクリプトコッカス髄膜炎を1例認めた。妊娠中のARTのレジメンで、単剤または2剤投与例は4例で、33例は多剤併用療法が施行された。治療効果について、ARTを妊娠中期以前に開始した群28例(A群)と妊娠後期以降に開始した群7例(B群)に分けた。A群の分娩前CD4数は治療前CD4数より明らかに増加した。分娩前母体HIV RNA量50コピー未満に達した症例数は、A群は23例、B群0例であった。分娩時母体へのAZT投与は36例に施行し、児へのAZT投与・断乳は全例に施行した。現在までに胎内感染が推測される母子感染例を1例認めた。 |
文献番号 | 2011214207 |