カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 社会的リスクと周産期医療 経済的・社会的問題を抱えた妊婦の周産期予後と支援の現状に関する検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 ISSNコード:1348964X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本周産期・新生児医学会 |
巻・号・頁 | 46(4),1094-1096頁 |
著者・共著者 | 水主川 純, 定月 みゆき, 中西 美紗緒, 兼重 昌夫, 細川 真一, 赤平 百絵, 松下 竹次, 箕浦 茂樹 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2010/12 |
概要 | 2007年1月〜2009年12月に分娩した症例中、妊娠中に生活拠点を婦人保護施設へ移した要支援妊婦79例を対象に、社会背景、支援開始前の妊婦健診受診状況、母児の周産期事象、支援の現状と問題点について後方視的に検討した。母親の年齢分布は17〜38歳、平均26.5±6.0歳であった。初産婦38例、未入籍症例69例(87.3%)で、71例(89.8%)が妊娠相手と音信不通であった。婦人保護施設に入所した理由は経済的困窮63例、DV被害12例、性的暴行による妊娠4例であった。3例は過去に婦人保護施設に入所していた。初診時平均妊娠週数は29.5±6.39週であった。30例が当科初診まで妊婦検診を受診しておらず、他院へ受診していたのは48例中、47例が不定期な受診であった。主な母体合併症は精神神経疾患31例、クラミジア頸管炎16例、梅毒、初産骨盤位各3例で2例の2絨毛膜双胎を認めた。平均分娩週数は39.3±1.6週、早産4例で、7例が鉗子分娩、4例が緊急帝王切開分娩であった。周産期死亡は認めず、平均出生体重は2950.5±448.9gであった。2500未満の低出生体重児は10例であった。34例が小児科入院を要し、20例が乳児院に保護された。71例が入院助産を利用した。 |
文献番号 | 2011103350 |