カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 妊娠39週に脳出血を生じ緊急帝王切開後HELLP症候群を発症した1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌 ISSNコード:02885751 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 59(1),87-91頁 |
著者・共著者 | 市川 麻祐子, 岩間 洋亮, 中西 美紗緒, 水主川 純, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹, 寺野 成彦, 大野 博康, 山口 玲, 原 徹男 |
発行年月 | 2010/03 |
概要 | 妊娠39週で重篤な脳出血を生じ、緊急帝王切開後HELLP症候群を呈した1例を経験したので報告する。症例は29歳、0経妊0経産。妊婦健診にて特に異常なく経過していた。妊娠39週、午前0時半頃、自宅にて意識消失しているところを夫が発見し救急要請、当院搬送となった。頭部CTにて右被殻出血、脳室穿破と診断され緊急帝王切開を施行、引き続き脳神経外科にて減圧開頭血腫除去術を施行した。術後1日目、肝機能障害、血小板減少を認めHELLP症候群と診断。微小循環改善薬、抗子癇薬、ATIII製剤投与を開始し、術後4日目には改善を認めた。脳血管撮影で、もやもや病と診断され今回の脳出血の原因と考えられた。妊娠後期には一般的に脳出血の危険性は高まり、もやもや病合併妊娠においては血圧コントロールなど積極的な治療介入が必要と考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2010165011 |