カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当科における妊婦健康診査未受診妊婦の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌 ISSNコード:1348964X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本周産期・新生児医学会 |
巻・号・頁 | 45(1),32-36頁 |
著者・共著者 | 水主川 純, 定月 みゆき, 箕浦 茂樹, 松下 竹次 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2009/04 |
概要 | 妊婦健診の未受診妊婦23例を対象に、現状と問題点について後方的に検討を行った。妊婦の背景は、年齢17〜39歳(平均年齢26.7±5.7歳)、初産婦11例、経産婦12例、人工妊娠中絶歴9例であった。未入籍19例、離婚歴9例で、既出産児を養育している例3例、乳児院に預けている例6例、今回の出生児を養育しているのは2例で、妊娠相手と音信不通11例であった。未受診の理由は経済的理由が最も多く17例であった。母体合併症は、既往帝王切開3例の他、精神神経疾患6例、感染症5例を認めた。病院で分娩したのは21例で、内15例は救急車で搬送され、緊急帝王切開は3例であった。出生児の内10例は乳児院保護となった。医療費は自ら完納したのは5例、全額未納8例、一部未納4例であった。以上より、行政機関がこれらの情報を検討して適切な対策を行うこと、思春期より母子保健について啓発運動を行うことが重要であると思われた。 |
文献番号 | 2009267148 |