カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臨床経過より羊水塞栓症が強く疑われ、母児ともに救命し得た1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌 ISSNコード:02885751 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 57(3),435-438頁 |
著者・共著者 | 佐藤 茉弥, 中西 美紗緒, 山本 直子, 岡 朱美, 水主川 純, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 秀樹 |
発行年月 | 2008/09 |
概要 | 症例は39歳、3経妊3経産。妊娠経過は順調であった。41週4日、分娩誘発目的に入院した。41週4日、5日とラミナリア、ネオメトロ挿入による分娩誘発を施行したが、陣痛発来に至らなかった。子宮収縮剤は本人拒否のため使用できず、自然陣発を待機するも至らなかった。42週3日に38度台の発熱、膿性帯下、白血球数増加、CRP値の上昇認めたため、子宮内感染と診断し、緊急帝王切開術を施行した。胎児および胎盤娩出までは順調であったが、子宮筋層閉創時、突然の呼吸困難、血圧低下、頻脈、SpO2の低下を認めた。子宮筋層切開部から出血を認め、子宮収縮剤投与にも反応しないため、単純子宮全摘出術を施行した。術中出血は8001mlに及び、術中術後は、輸血および抗DIC療法を施行した。術後はICUにて管理を要したが、全身状態は改善し、母児ともに軽快退院した。臨床経過より羊水塞栓症を強く疑う1例であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2008351664 |