カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当科における卵巣外原発性腹膜癌6症例の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌 ISSNコード:02885751 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 56(4),400-403頁 |
著者・共著者 | 中西 美紗緒, 清水 美和, 大垣 洋子, 岡田 朋美, 山本 直子, 岡 朱美, 水主川 純, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹 |
発行年月 | 2007/12 |
概要 | 卵巣外原発性腹膜癌(extraovarian primary peritoneal carcinoma:EOPPC)は、腹膜に多発性の腫瘍を認めるが、卵巣には微小な悪性所見のみまたは、全く病変を認めない場合に診断され、その組織像は卵巣の漿液性乳頭状腺癌に類似している。今回、卵巣外原発性腹膜癌と診断された6例について検討し、その治療法と予後について考察した。全例が初回治療として術前化学療法を施行後、開腹術、術後化学療法を施行した。術前高値であったCA125値は速やかに低下し、画像上、腹膜播種病変の縮小を認めた。術前化学療法の奏効により全例でoptimal cytoreductive surgeryを遂行することができた。腫瘍縮小効果を目的とした術前化学療法を施行することが、optimal surgery遂行に有用な可能性があり、今後、術前化学療法の意義を含めて治療法の検討を行う必要がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2008093472 |