カコガワ ジユン
Kakogawa Jiyun
水主川 純 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 類似した画像所見を有する卵巣腫瘍の2例 |
掲載誌名 | 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌 ISSNコード:02885751 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 56(3),368-372頁 |
著者・共著者 | 桝谷 法生, 山本 直子, 中西 美紗緒, 岡 朱美, 水主川 純, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹 |
発行年月 | 2007/09 |
概要 | 類似したMRI所見を有する卵巣腫瘍の2例を経験したので報告する。症例1は46歳、1回経妊1経産、子宮癌検診の際に左卵巣腫瘍を指摘され、当科紹介受診となった。MRI上左子宮内膜症性嚢胞内部に充実性部分を認め、悪性腫瘍が疑われた。開腹手術し検体を病理検査した結果、線維腫と診断された。症例2は47歳、未経妊、子宮癌検診で子宮筋腫と指摘され、漢方薬内服治療後、当科紹介受診となった。超音波断層法、MRIで多発性子宮筋腫と両側子宮内膜症性嚢胞を認め、Gn-RHアナログ投与で経過観察したところ右卵巣腫瘍が増大した。MRI上子宮内膜症性嚢胞の内部に充実性部分を認めた。開腹手術し検体を病理検査した結果、明細胞腺癌と診断された。近年、子宮内膜症合併癌の画像診断偽陽性例の問題が浮上している。子宮内膜症性嚢胞の線維腫の合併は知られていないが子宮内膜症合併癌のMRI診断偽陽性例として念頭におく必要性がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2007347116 |