カコガワ ジユン   Kakogawa Jiyun
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 腸チフス合併妊娠の一例
掲載誌名 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌
ISSNコード:02885751
掲載区分国内
出版社 (一社)東京産科婦人科学会
巻・号・頁 50(4),415-418頁
著者・共著者 服部 里佳, 鈴木 克彦, 那須 未生, 水主川 純, 山本 阿紀子, 伊藤 めぐむ, 堀川 隆, 川野 由紀枝, 永松 あかり, 小石 麻子, 中江 華子, 井上 潤, 稲葉 淳一, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹
発行年月 2001/12
概要 症例は在日4年のネパール人33歳であった.妊娠22週より30週までネパールへ一時帰国し,2週間後の妊娠32週4日に発熱・咳を主訴に外来受診した.CRPの上昇,胎児頻脈,切迫早産の徴候を認め,入院となった.入院後も稽留熱が続き,血液培養からSalmonella typhiが検出された.IPM/CS,CTRX,CPFXを使用したが,稽留熱は持続し,薬剤感受性試験よりLVEXへ変更したところ,翌日から解熱した.陣痛誘発し妊娠37週6日2882gの男児を正常分娩した.産褥6日目,腸チフス感染症の改善を確認し退院となった.児は腸管運動の低下がみられたが,腸チフス感染を示唆する所見は認めず,徐々に改善し生後29日退院した.生後 9ヵ月の現在,母子ともに問題なく外来フォロー中である
文献番号 2002158502