コバヤシ ヒロヒト
Kobayashi Hirohito
小林 博人 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【γδT細胞と生体制御】γδT細胞による抗腫瘍免疫 |
掲載誌名 | 正式名:炎症と免疫 ISSNコード:09188371 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)先端医学社 |
巻・号・頁 | 24(3),189-195頁 |
著者・共著者 | 田中 義正, 小林 博人, 岡村 春樹 |
発行年月 | 2016/04 |
概要 | 成人末梢血中に存在するγδT細胞の多くは、Vγ2Jγ1.2Vδ2(別名Vγ9JPVδ2)型T細胞受容体(TCR)遺伝子産物を発現しており、微生物由来の(E)-4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテニル二リン酸(HMB-PP)、および、自己細胞由来のイソペンテニル二リン酸(IPP)を、γδTCR、および、ブチロフィリン(BTN)3A1依存的に認識する。また、HMB-PP産生性微生物による感染を受けた細胞や、細胞内IPP濃度の高い腫瘍細胞に対して、高い細胞障害性を示し、IFN-γやTNF-αなどのサイトカインを産生する。活性化するとPD-1を発現するため、免疫チェックポイント阻害を受けるが、抗PD-L1抗体などの添加により、高い抗腫瘍性を発揮する。本稿では、γδT細胞の抗腫瘍免疫に関する最近の知見を概説する。(著者抄録) |
文献番号 | 2016363286 |