コバヤシ ヒロヒト
Kobayashi Hirohito
小林 博人 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | トランスレーショナルリサーチの現状と展望 γδ型T細胞と抗腫瘍免疫療法 |
掲載誌名 | 正式名:Biotherapy ISSNコード:09142223 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 20(5),504-508頁 |
著者・共著者 | 田中 義正, 小林 博人 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2006/09 |
概要 | ヒトγδ型T細胞は、結核菌、マラリア原虫、大腸菌O157、ピロリ菌など病原性微生物由来のピロリン酸モノエステル系化合物や、プロテウスなど病原性細菌の産生するアルキルアミンを認識することにより増殖し、様々なエフェクター機能を呈する。また、骨粗鬆症や悪性腫瘍の際の高カルシウム血症の治療薬として用いられている窒素含有型ビスホスホン酸で処理したがん細胞を効率的に傷害する。当研究室では、これらγδ型T細胞の示す免疫機能を利用し、新しいがん標識免疫療法を確立するための基盤解析を行っている。これまで、γδ型T細胞誘導抗原の有機合成、活性の最適化、大量培養法の確立、パイロット試験による安全性の確立などを行ってきた。さらに、それまでに得られた結果を基に、2006年1月から文部科学省のがんトランスレーショナル・リサーチ事業の一環として第I/II相の臨床試験研究を開始している。本稿においては、この新規がん標識免疫療法の技術的詳細と現在までの結果についてまとめる。(著者抄録) |
文献番号 | 2007073874 |