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タニグチ ヒロト
TANIGUCHI Hiroto
谷口 浩人 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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| 論文種別 | 症例報告 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 環軸関節とクモ膜下腔との間に交通性を認めた環軸関節亜脱臼の1例 |
| 掲載誌名 | 正式名:臨床整形外科 ISSNコード:05570433/18821286 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (株)医学書院 |
| 巻・号・頁 | 36(8),971-974頁 |
| 著者・共著者 | 谷口 浩人†, 山本 直也*, 中津井 美佳, 高山 美紀, 小橋 宏江, 土田 徹, 仁田 政宣, 伊藤 達雄 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 2001/08 |
| 概要 | 40歳男.慢性関節リウマチ(RA)歴が8年であった.強い後頭,後頸部痛を主訴とした環軸関節亜脱臼で,腱反射亢進を伴うRanawatのclass IIであった.術前の病態評価目的で,側方穿刺による環軸関節造影を施行したところ,関節穿刺の際に脳脊髄液の流出を認め,環軸関節に続いて,くも膜下腔が造影された.関節腔とくも膜下腔との交通が環軸関節造影により確認された報告はないが,症例では,環軸関節の炎症,隣接する硬膜との間に癒着を生じ,さらに不安定性により連続性と交通路が生じたと考えられた.環軸関節後方固定術の際に,環軸関節からの脳脊髄液流出を認めたが,病態把握ができていたため冷静に対処できた.RAによる環軸関節炎,環軸椎間不安定性による極めて稀な病態であった |
| 文献番号 | 2002005576 |