タニグチ ヒロト
Taniguchi Hiroto
谷口 浩人 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 塞栓術施行後に再燃した人工膝関節置換術後関節血症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本人工関節学会誌 ISSNコード:13457608 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本人工関節学会 |
巻・号・頁 | 45,523-524頁 |
著者・共著者 | 谷口 浩人†*, 加藤 義治 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2015/12 |
概要 | 症例は48歳女性で、関節リウマチ罹患歴15年であった。7年前に左膝の人工膝関節置換術(TKA)を他院にて受け、術後から左膝の腫脹と疼痛を伴う膝関節血症が繰り返し認められ、術後6ヵ月で著者等の病院を受診した。出血性病変の疑いにて、出血巣の確認目的で、血管造影および塞栓術を行った。術後、症状は軽快し、JOAスコアにも改善が見られたが、塞栓術から1年4ヵ月経過後、再び左膝腫脹が見られた。所見は前回と同様で、塞栓術を施行したが、1ヵ月後には関節血症が再燃したため、関節鏡視下滑膜切除術を施行した。関節内に活動性の出血は見られず、血管造影で濃染されていた前内側には、滑膜の増生が見られた。術後1年7ヵ月経過時点で関節血症の再燃はみられていない。関節血症再発と塞栓術非奏効の原因は、増殖滑膜残存と推測された。 |
文献番号 | 2016163309 |