イチハラ アツヒロ
ICHIHARA Atsuhiro
市原 淳弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | メタボリックシンドロームの概念と慢性腎臓病との関連 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:00409022/24326178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 89(臨増1),E118-E122頁 |
著者・共著者 | 渡辺大輔†, 市原淳弘 |
発行年月 | 2019/07 |
概要 | メタボリックシンドローム(MetS)に伴う高血圧、脂質代謝異常の特徴、腎障害との関連について概説した。肥満と高血圧はさまざまな機序を通じて密接に関連することが示唆されており、減量、運動、減塩など生活習慣の是正に加え、適切な降圧剤の投与が求められる。脂質異常の観点からも、生活指導を中心とした食事・運動療法の推進により、肥満症やMetSを治療することで、体重や内臓脂肪の減少を図ることが重要である。肥満やMetSが腎障害をきたすメカニズムとして、1)糸球体高血圧、糸球体過剰濾過によるもの、2)酸化ストレス亢進による内皮細胞障害、3)インスリン抵抗性に伴う高インスリン血症による糸球体高血圧など、が考えられている。RASを阻害する薬物を投与することが糸球体過剰濾過を是正し、将来的な腎組織障害の進展を防止しうると考えられる。 |
文献番号 | 2020123393 |