イサカ タマミ
ISAKA Tamami
井坂 珠子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 気管支内腔へ突出を認めた硬化性肺胞上皮腫の1切除例 |
掲載誌名 | 正式名:日本呼吸器外科学会雑誌 ISSNコード:09190945/18814158 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本呼吸器外科学会 |
巻・号・頁 | 34(1),46-51頁 |
著者・共著者 | 光星 翔太†, 松本 卓子, 井坂 珠子, 鬼塚 裕美, 多賀谷 悦子, 神崎 正人 |
発行年月 | 2020/01 |
概要 | 【背景】硬化性肺胞上皮腫は肺腫瘍全体の1%程度であり比較的稀である。病理学的多様性から術前診断は難しいとされている。【症例】48歳、女性。家族性大腸ポリポーシスの既往を有し大腸全摘術後、健診で胸部異常陰影を指摘され、胸部単純CTで左B6内腔へ進展する境界明瞭な18mm大の結節を認めた。気管支鏡検査で肺腺癌が疑われ、当科へ紹介受診した。根治的治療のため胸腔鏡下左下葉切除、縦隔リンパ節郭清術を施行した。病理所見で硬化性肺胞上皮腫の診断であった。【考察】硬化性肺胞上皮腫は術前確定診断が得られるのは12.1%と報告され、本症例でも肺腺癌との鑑別が困難であった。硬化性肺胞上皮腫が中枢性に気管支内腔へ突出するものは1%程度と稀である。【結語】今回、肺腺癌と鑑別困難であった気管支内腔へ突出を認めた硬化性肺胞上皮腫の1切除例を経験したため、文献的考察を加え報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2020121060 |