モリモト サトシ
Morimoto Satoshi
森本 聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 血液透析患者の悪性腫瘍合併に関する調査 糖尿病の有無による比較検討 |
掲載誌名 | 正式名:大阪透析研究会会誌 ISSNコード:09126937 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 大阪透析研究会 |
巻・号・頁 | 36(1),45-49頁 |
著者・共著者 | 大山 恭夫, 阪口 正博, 万木 孝富, 甘利 佳史, 飯田 剛嗣, 中嶋 章貴, 青山 直樹, 森本 聡 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2018 |
概要 | 血液透析治療を受けている末期腎不全患者693例(糖尿病合併:304例)、男性419名、女性274名、平均年齢72.3歳を対象に、悪性腫瘍の合併頻度およびその内訳を調査し、糖尿病合併の有無による比較検討をした。その結果、末期腎不全患者(血液透析)の悪性腫瘍の合併頻度は全体では対象症例693例中177例(25.5%)であり、その内訳は大腸癌、胃癌、肺癌、肝癌、腎癌の順に多かった。糖尿病合併の有無による比較検討では、全悪性腫瘍合併177例中糖尿病合併患者が61例(34.5%)で、非糖尿病合併患者が116例(65.5%)であり、その内訳には若干の差が認められた。一般的には糖尿病は癌のリスクであるとの報告もあるが、今回の我々の検討では、血液透析患者において糖尿病は悪性腫瘍のリスクとはなっていなかった結果だった。非血液透析患者の悪性腫瘍合併頻度とその内訳などとの比較検討も今後必要と考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2018189748 |