ヌノダ シンイチ
Nunoda Shin'ichi
布田 伸一 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【新しい免疫抑制剤】移植後におけるmTOR阻害薬(everolimus)の使用について |
掲載誌名 | 正式名:移植 略 称:移植 ISSNコード:05787947/21880034 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本移植学会 |
巻・号・頁 | 48(6),306-311頁 |
著者・共著者 | 布田伸一† |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2013/12 |
概要 | 2010 年 7 月 17 日の改正臓器移植法施行により,成人心移植件数は増加し,小児に対しても道は開かれた。そして 2011 年 4 月以降,植込型補助人工心臓が心移植までの橋渡し治療(bridge to transplant:BTT治療)に対して保険償還されることになり,長期の待機を必要とする心移植待機患者にとっての福音となった。このように心移植を取り巻く環境は大きく変化し,心移植実施例数は増加したが,増え続ける心移植待機者数に追いつかず,改正臓器移植法施行以前の待機日数から短くなるどころか,かえって長期化している。そしてマージナルドナーから心移植される例も出てきている。このような環境のなかで行われる移植後管理であるが,急性拒絶反応や感染症等の急性期管理は,1980 年代当初に臨床応用された cyclosporin とその後 1993 年に使用され始めた tacrolimus であるカルシニューリン阻害薬(calcineurin inhibitor:CNI)を中心とした標準的三薬併用療法(standard triple therapy)によって良好な成績を収めるようになり,現在の問題は,移植心冠動脈病変(cardiac allograft vasculopathy:CAV),悪性腫瘍,腎機能障害,等に代表される慢性期管理にシフトしてきた。 |
DOI | 10.11386/jst.48.306 |
文献番号 | 2014141002 |