オカザキ ケン
Okazaki Ken
岡崎 賢 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【病態・経過でみる変形性関節症-どこで手術に踏み切るか-】人工膝関節置換術に踏み切るタイミング |
掲載誌名 | 正式名:Orthopaedics ISSNコード:09148124 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)全日本病院出版会 |
巻・号・頁 | 30(2),50-54頁 |
著者・共著者 | 岡崎 賢†, 中島 康晴 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2017/02 |
概要 | 保存療法で経過を診ている変形性膝関節症(OA)の患者に人工膝関節置換術(TKA)を勧めるには、TKAの臨床成績を理解しておく必要がある。TKAの長期成績は向上しており、60歳以上で行う場合は、再置換が必要となる可能性は低い。一方で、少なくとも一割程度の患者は、術後の膝機能に満足していないことも知られており、歩行時の疼痛の軽減は得られるが、階段昇降やしゃがみ込み、スポーツ活動などで不自由を感じることも多い。しかし、保存療法の限界を推し量るデータとして、保存療法を行っている進行したOAの患者の1/4が、1年以内にTKAを受けることを希望したという研究もある。これらのことを踏まえて、TKA適応となる程に進行したOAの患者が歩行に不自由を感じており、膝の痛みのために外出の頻度が減ってきていると判断したタイミングでTKAを勧めるべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2017145445 |