イトウ ジユンヤ   Itou Jiyun'ya
  伊藤 淳哉
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Targon FNの治療成績 テレスクリュー3本と4本の比較
掲載誌名 正式名:骨折
ISSNコード:02872285/24346055
掲載区分国内
出版社 (一社)日本骨折治療学会
巻・号・頁 40(2),456-458頁
著者・共著者 伊藤 淳哉†, 八田 哲, 谷川 孝史, 金谷 幸一, 岡崎 賢
担当区分 筆頭著者
発行年月 2018/04
概要 我々は大腿骨頸部骨折に対してB.Braun Aesculap社Targon FNを用いて治療している。骨頭内へのテレスクリューは3本ないしは4本が挿入可能であるが、施設や術者の選択次第であり、その治療成績の差に言及した報告はない。Targon FNを用いて骨接合術を施行し、3ヵ月以上経過観察が可能であった27例を対象とした。テレスクリューは3本:9例、4本:18例であったが、年齢、左右、骨折型において2群間の有意差は認めなかった。術後合併症として偽関節・カットアウトを2例、骨頭壊死を2例に認めた。偽関節・カットアウトはいずれも非転位型でテレスクリューは3本であった。原因として、テレスクリューの骨頭内挿入位置不良や整復不良に加え、テレスクリューが3本であったことが回旋不安定性を惹起したと考えられた。過去の報告では転位型のほうが偽関節の報告が多い。非転位型2例の合併症発生にはテレスクリューの本数が影響した可能性があるが、今後も症例の蓄積・検討が必要である。(著者抄録)
文献番号 2018280910