ヨダ ケイコ
Yoda Keiko
余田 敬子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【みみ・はな・のど診断 これだけは行ってほしい決め手の検査】口腔・咽頭・その他 その粘膜病変、STIは否定できるか 確定診断と拡散防止 |
掲載誌名 | 正式名:ENTONI ISSNコード:13462067 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)全日本病院出版会 |
巻・号・頁 | (223),115-126頁 |
著者・共著者 | 余田 敬子† |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/09 |
概要 | 口腔・咽頭に粘膜病変を生じるSTIのうち、梅毒は直接法と血清梅毒反応で診断するが、診断前に抗菌薬が投与されると病変の特徴が失われ直接法にて梅毒トレポネーマを検出できなくなる可能性がある。HIV感染症・AIDSでは、無症候期以降の初発症状の40%が口腔粘膜に生じ、HIV感染の診断の契機となる。スクリーニング検査と確認検査によって診断する。淋菌およびクラミジア感染症はどちらも咽頭では無症候性感染となる場合が多いが、淋菌では一部の感染者に咽頭炎や扁桃炎を発症し、クラミジアは上咽頭炎を生じる場合がある。咽頭スワブまたはうがい液を採取し核酸増幅法で診断する。HSV初感染時に生じる咽頭炎・扁桃炎は、高熱、咽頭痛による摂食困難、頸部リンパ節の腫脹を伴い、臨床所見の特徴から経験のある臨床医であれば臨床所見のみで診断可能である。HPVは中咽頭癌の約半数から検出され、診断は生検の組織からのHPVの検出による。(著者抄録) |
文献番号 | 2019045765 |